重機による事故を防ぐために
工事現場では作業員の安全を確保しながら作業をすることがとても大切です。
特に、重機と人による工事現場では、重機との接触事故が多いため、安全対策が必要になります。
たとえば、ダンプトラックの堀削作業を開始するときにバックホーを旋回させたところ、旋回させたバックホーのバケットが作業員に接触しそうになるなどです。
オペレーターが安全確認をせずに旋回してしまい、接触事故が発生することがありますが、確認したつもりでも重機の死角で作業員が見えないことがあります。
作業員もバックホーが旋回してくると思っていなかったり、バックホーのオペレーターが自分に気づいていると思っていたなどと、互いの意思疎通ができていないこと工事現場では多いです。
作業員は重機旋回範囲に立ち入らないようにすることも大切ですが、教育だけでは完全に事故を防ぐことが難しいのではないでしょうか。
安全支援システムを導入し、未然に事故を防ぐことが大切です。
パノラマOとは
重機と人による工事現場で欠かせない安全支援システムがあります。
それは、パノラマOです。
パノラマOは、重機の後頭部等の立入禁止区域内において、作業員が事故に遭遇することを未然に防止する装置です。
超音波センサーが人や物体を検知し、スピーカーで警告を発すると同時にオペレーターにも電子音で注意を促します。
作業に集中すると、重機の後方に人が立っていることに気がつかない場合も少なくありません。
大きな音がする重機を使用すると、人が警告する声も聞こえない場合もあるでしょう。
パノラマOは作業環境に合わせて音量が調節できるため、安心して作業することができます。
検知エリアは60cmと150cmの二段階に調節することが可能です。
各部位は強力なマグネットで簡単に着脱できます。
安全支援システムを導入するのと、しないのとでは事故の発生リスクは大きく異なります。
工事現場で起こる事故を体験したことがない作業員は、恐ろしさがわからないでしょう。
VRで体験をして事故を未然に防ぐ大切さを知り、パノラマOなどの安全支援システムを導入してみてはいかがでしょうか。
